第76回 神奈川支部来襲③「モクモクに泊まる」

投稿日: 2009年08月26日(水)23:45

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モクモク。
正式名称「伊賀の里モクモク手作りファーム」は、伊賀にある農業体験型施設で、「自ら作り、自ら加工し、自ら販売する」をモットーとしている。
最初はソーセージで話題となったのだが、いまやシイタケから米、牛乳、イチゴ・・・・あらゆるものを生産し、いまではそれらの生産物でオーガニックレストランを展開している。
まあ、すんごく成功しているところなのである。

ブラック一家は、3回三重にきて、3回とも「モクモク」にいっている。
昨年は、横浜支部長のかずみ一家もいっしょに「モクモク」へいき、大いに盛り上がった。

三重に暮らす我われには、身近すぎていまひとつその「良さ」に気づかないけれど、都会の人たちから見ると、かなり魅力的な場所らしいのだ。

今回もその「モクモク」にいこうということになった。
しかも「泊まっちゃおうぜ」ということになったのである。

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モクモクの宿泊施設は、「OKAERI(おかえり)ビレッジ」。
ドーム型のコテージが39棟ある。
これまたかなりの人気で、半年ほど前から予約しておかないと、なかなか泊まれないのだ。

チェックインを済ませて各部屋へ。
男性のコテージ、女性のコテージと2つ借りた。
コテージ型なので、雨が降っていると移動が大変である。

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荷物を放り込んだら、温泉だ!!
なんとモクモクには温泉もある。
しかし宿泊施設からは、すごく歩かなければならない。
雨の中、傘をさして、えんえん・・・・。

しかし、お風呂はすばらしかった。
まさに「野天風呂」であった。
屋内のメインのお風呂は大きく清潔で、そこからサンダルを履いて、すっぽんぽんの山登りをすると、小さな露天風呂が2つ。

山を裸で歩く。
これはなかなかできない不思議な体験だ。

夕食は、施設内にある「農村料理の店モクモク」にて。
ここでの詳細は、M子が「うまっぷ」にてレポートしているので、そちらを見ていただきたい。

きのうの夜はバーベキューだったし、きょうのお昼は洋食をめちゃ食いしたので、大人は全員胃がもたれている。
だから、今日はおとなしくそばで・・・・という悲しさである。

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本日、忍者に変身して伊賀上野城を暴れまわった「エドじゅんこ」である。
ビールがくるのが遅いので、待ちきれずに自ら運んでいる。

「はーい、みなさん、お待ちどーさまぁ」

すっかり働いている気でいる。

彼女はかなりの天然である。
温泉に入るまえ、子供たちが汚れた足を足湯で洗おうとしていたので、「そういう場所ではない!」と親全員で怒っていたところ、少し遅れてきたエドじゅんこは、子供たちがしぶしぶ戻ってきている足湯にいそいそと向かうのである。

「なにをしにいくのだ、じゅんこ」

「え、なにって足を洗うのよ」

万事がこの調子なのである。
このあと、夫と3家族の親に「バカだ、ホントにバカだ」とさんざんののしられ風呂に向かったじゅんこだったのである。

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しかも、まぬけは、じゅんこだけにとどまらない。
長湯していた女性陣が帰り際、受付の人に「入浴券(宿泊者はこれで翌日も入れる)を落とした宿泊者の方がいらっしゃるが、みなさんでは?」と声をかけられたという。

女性陣はみな大丈夫であった。

で、農村レストランにきて、男性陣に「・・・って話を聞いたけど、大丈夫?」

もうすでに酔っているパパたちは、「そんなバカがいるのか」とブチブチ言いつつ確認。
隊長も志垣君も、ロック服部君も大丈夫であった。
が、かずみ横浜支部長の夫である「あつし」くんが、いろいろなポッケやカバンを慌てて探してる。

「え、まさかアナタなの!!??」

かずみ支部長の背後からメラメラ炎があがり、彼女の顔が「魔女化」したのは言うまでもない。

ちなみにこの上の写真は、入浴券を取りにいって、笑ってごまかしつつ席に戻る「あつし」の図である。
結構恥ずかしいので、みんな気をつけよう!

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コテージはロフトつき。
子供が喜ばないわけがない。
ロフトにも布団を敷いて、子供たちはそこで寝るのだ。
これはうれしいだろうなぁ、まさに秘密の隠れ家だ。
秘密基地だ。
大人もひそかに楽しんでいるのだ(笑)。

などと書きつつ、大人はシャンパンで乾杯ではじまり、えんえんと飲んで大騒ぎなのである。
酔っ払った挙句、ロフトのことなどすっかり忘れて布団にもぐりこむ。
いやいや、もはや空想の世界を飛べない大人になってしまったのである(涙)。

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翌朝6時起床。
ぬおおおおおおおおお、と気合で起きる。
なんとこのモクモクのOKAERIビレッジに泊まると、朝早くから農作業をやらされるのである。
もちろん自由参加であるが、子供たちに聞けば「いく!」というに決まっている。

大人はほぼ二日酔い気味である。
うううう、と頭を押さえつつ、バスに乗り込むのである。

本日の作業は、乳牛の世話と乳搾り。
なぜにお金を払ってまで農作業をしなくてならぬのか。
三重の山に暮らす隊長のワタクシおよび妻M子は若干疑問に思いつつも、バスに揺られて牧場にいくのである。
モクモクの関係施設はもはやあちこちにあるのだなぁ。
すごい規模になっているのだ。
いやあ、マジで驚いた。

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みんなに乳を搾られ、切ない目をしている牛。

牛に牧草をあげて、乳絞り体験をして、大盛り上がりの子供と、二日酔いでどんより親たちの早朝のひと時は終わるのである。

で、続いては朝食。

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モクモク手作りファーム内にある、PaPaビアレストランというところでバイキング。
和食、洋食、ばっちり揃ってます。
搾りたてミルク、新鮮卵のサニーサイドアップ、そしてソーセージやハムが「これでもか!」ぐらいに。
野菜も「わわっ」と驚くほど新鮮で大量!

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しかも。
天井にはブドウがなってます。
本物です!

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バイキング、燃えます。
M子も燃えました。
いや、燃え尽きて、いまだ自分のブログでもアップしてません。
さほどに満足しておりました、みなさん。

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朝、みんなで眠い目をこすって搾ったジャジー牛のミルクは、濃厚でうまい。
そして、デザートに、天井のぶどうを採って食べる。
これには子どもたちは大喜び。
たった一粒だけれど、みんな大コーフンであった(笑)。

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朝食を終え、コテージに戻って荷物をまとめ、チェックアウトをしてから、改めてモクモク手作りファームに入場する。

ここまでいろいろやっておきながら、まだメインの施設には足を踏み入れていないのだ。
ここからがモクモクの本番なのだ。

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モクモクは最近500円に入場料を値上げしたらしいが、宿泊者は無料だし、隊長一家はモクモクの会員になっていて、半年に一度、10枚ほどの無料券が送られてくる。
そもそもその会員だって入会金こそ必要だが、年会費は無料。
だから一度会員になったら、ほぼ無料でモクモクは利用できるのである。

また、ここはいったん入場すれば、中での遊びは基本的に無料である。
なんでか知らんが、妙に子どもたちに人気で、毎回まっさきに走っていく「ザリガニ釣り」も、無料。
基本はひとり15分というルールがあるが、この日は雨で釣り客がいないどころか係りの人までいないので、釣りたい放題(笑)。

親たちが「もう勘弁してくれ」と懇願して、ようやく竿をおいてくれた(笑)。

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雨が降りやまないので、有料でしたが、風鈴づくりや木工体験を。
子どもたちはみんなこれを夏休みの宿題に(笑)。

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モクモク内にあるパン屋さんです。
朝ごはんを食べ過ぎてあまり食欲がないので、ここでパンを買い、奥のカフェでいただきました。

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隊長は、パンを買わずシュークリームを食べた。
なかなかおいしかった。
プリンもかなりおいしかったらしい。

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午後。
いよいよ、今回のモクモクツアーの大本命!
手作りウィンナー教室!!!

4家族、大人8人、子ども7人で体験なのだ!!

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こんな機械やミンチ肉をつかってウィンナーをつくる。

料金は2人で3150円。

モクモクは、このウィンナーの販売からスタートし、そしてこのウインナー教室が話題となり、今の規模へと成長してきたのだという。

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右上から時計回りに・・・・。
ミンチを混ぜる際には、氷を入れる。
それも結構な量を。
これで脂が溶け出すのを防ぐそうだが、この水はどーなるのだ、と疑問に思う。
が、思うだけでそのままつくる(笑)。

じゅんこと息子。
しばったウィンナーで「チンコォ」とやっている。
一応彼女はセレブである(らしい)。

男たちにとっては泥あそびみたいなものらしい。

食べることなのでM子は真剣!
「ほらちゃんとやって!」と子どもに厳しい(笑)。

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そしてこちらが完成品!!
その場で何本か試食させてもらえる。
あとは保冷剤と保冷バッグをもらってお持ち帰り!

このあと、いったん隊長宅に戻り、隊長はそこから仕事で離脱。
そしてほかの面々は少し仮眠をしたあと、神奈川にむかって帰路についたのであった。

2泊3日の三重の旅。
短いけれど、とても充実した3日日間だった。

神奈川支部のみんなには喜んでもらえたであろうか。
来年は、何はともあれ「魚飛」デビューをしてもらいたい。
できれば、「三重のグァム」デビューもしてもらって、和具のおっちゃんの手作り料理でノックダウンしてもらいたい!

今回はお疲れさまでした。
三重を、第二のふるさとのように好きになってもらって私たちもうれしいです。
来年もまた!!!